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ゼブラフィッシュ創薬とプレシジョン医療
高度免疫不全マウスに比較して,ゼブラフイッシュのヒトがん細胞移植の生着率の高さやスピードが24時間以内で速いこと,移植に必要なヒトがん細胞が100個であり,2日間で薬効が定量解析できるなどの利点から,筆者らをはじめ世界で臨床がん検体のゼブラフィッシュ移植が試みられている。これら患者がん細胞移植モデルゼブラフィッシュは,臨床体外診断システムとして,真
の個別化医療ツールになることが期待されている。
(図2)。従来の個別化医療は,オミクスを基盤と
した大規模集団統計学の予測により構築されよう
としている。このオミクス基盤に加え,患者がん
移植ゼブラフィッシュによる個別化医療は,その
患者の治療薬選択に活用する真の次世代プレシジョ
ンメディシンであり,大きなパラダイムシフトが
実現しつつある。
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